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新興国を対象に小型車8種展開 価格よりも性能で対抗 トヨタ

自動車業界情報

(2012/05/29)

トヨタ自動車は25日、2015年までにインドブラジルなどの新興国を対象にして8種類の小型車を投入すると発表した。
日本の自動車メーカー各社は新興国戦略として、スズキが発表した30万円台の「アルト」や、日産が50万円台の「ダットサン」を発表するなど、いずれも低価格を武器にシェア拡大を狙っているが、トヨタの豊田章男社長は「トヨタが新興国で貢献できるのは、安全や環境分野である」と語っており、元来定評のある品質や、高い燃費性能で他社との差別化を図る考えを強調している。
価格は100万円前後に設定し、展開する8種合計で年間100万台以上の販売を見込んでいる。また、トヨタは新興国の販売比率を、2011年の45%から2015年に50%まで引き上げる目標を掲げ、新興国の生産能力も、2013年に約310万台に拡大し、日本と匹敵する生産規模になるとしている。

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