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モータースポーツ情報
(2012/04/02)4月1日、岡山県・岡山国際サーキットでSUPER GT第1戦 OKAYAMA GT300kmRACEの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートを切ったNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が終盤の攻防戦を制覇。
シーズン幕開けの勝者となった。
一方、GT300では、スタートからトップに君臨したNo.911 エンドレス TAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝組)を追いつめたNo.11 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)が逆転に成功。
ニューマシンでのデビューウィンを達成した。
前日は気まぐれに降る雨と想定外の寒さに翻弄されたSUPER GT。
決勝日も時折、にわかに空が暗くなり、強い風が吹きつける落ち着かない天候だったが、終始ドライコンディションでのバトルはできる状況だった。
まず、スタート直後からポールの38号車が頭ひとつ飛び出し、次第にペースを上げてきたNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが2位へ浮上。
ついには、トップ38号車をもとらえる飛躍を見せた。
一方、予選2位からスタートしたNo.100 RAYBRIG HSV-010 GTは、装着していたハードタイヤになかなか熱が入らず、ペースアップに時間を要することに。
しかし、ピットインを機に、上位の勢力図に動きが変化が訪れた。
ピットインでの作業をスピーディに済ませた100号車がトップを奪取。
これを38号車が追う形になり、終盤はまさに2台が攻防戦を展開。
38号車をドライブするのは、シリーズチャンピオンの経験もあるベテラン立川。
そして逃げる100号車はGT3年生の山本。
後方からのプレッシャーに耐え、懸命に逃げた100号車だったが、ついに満を持した38号車の猛攻に遭い、トップから陥落する。
だが、その後も100号車は38号車との差を開けることなく、食らいつき、逆転のタイミングをまった。
そして、それがかなったのが、セミファイナルラップ。
クリーンなバトルの末、再度トップに躍り出た100号車だったが、38号車もあきらめない。
ファイナルラップでベテランらしい逆転劇を見せつけ、初戦のウィナーに輝いた。
GT300は周回を重ねるごとに2番手につけていた11号車がトップの911号車との差を削り取り、こちらも終盤に勝負へ出る。
狙いを定め逆転し、ついに待望の勝利を達成。
チームにとっては、戦闘力を見込んでスイッチした車両での初勝利を果たすことになり、申し分のないスタートダッシュを完遂させたといえる。
一方、予選で注目を集めたNo.31 apr HASEPRO PRIUS GT。
レースディスタンスのテストができなかった影響からか、まだ開発の余地が多く、決勝ではメカニカルトラブルに見舞われ、惜しくもリタイヤに終わっている。
■第1戦岡山 決勝結果
・GT500
1.No.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)2:01’21.776 82Laps
2.No.100 RAYBRIG HSV-010 GT(伊沢拓也/山本尚貴組)+0.588
3.No.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)+14.826
4.No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/M・クルム組)+17.566
3,No.36 PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/L・デュバル組)29.504
・GT300
1.No.11 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)2:02’20.303 78Laps
1.No.911 エンドレス TAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝組)+3.766
2.No. 0 GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也組)+1Lap