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モータースポーツ情報
(2012/04/15)4月15日、三重県・鈴鹿サーキットにおいて全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの決勝が43周にわたって繰り広げられ、予選3位スタートの中嶋一貴(No.2 PETRONAS TEAM TOM’S)が巧みなピット戦略を味方につけ、今シーズンの初ウィナーになった。
薄曇りから日差しが戻ってきた鈴鹿サーキット。レース日和の中、レースのスタートが切られ、ポールポジションの伊沢拓也(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に代わり、2番手スタートのチームメイト、塚越広大が先行。レースを牽引した。
中盤、トップをひた走る塚越のマシンから突如異音が聞こえ、一瞬ペースが落ちる。が、その後はペースを取り戻してトップ争いをキープ。23周を終えてピット作業を迎えたが、22.6秒とライバルたちより長めのピットインとなってしまう。一方、2番手だった中嶋は塚越より3周遅れてピットイン。だが、作業時間は18.1秒と短く、結果、塚越より先にコースへ復帰することに成功した。
その後、トップ2台の差はさほど大きく開くことはなく、塚越のプッシュをしのいだ中嶋がそのままトップをキープ。開幕戦のウィナーに輝いた。中嶋が鈴鹿で表彰台の真ん中に立ったのは、2004年全日本F3以来とのこと。また、2位塚越に続いたのは、予選7番手からスタートしたJ・P・デ・オリベイラ。ピット戦略があたり、3位表彰台を獲得することとなった。
■第1戦 決勝結果(トップ6)
1.No. 2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)43L 1:15’02.966
2.No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+3.996
3.No.19 J・P・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)+12.410
4.No. 7 大嶋和也(Team LeMans)+20.227
5.No. 1 A・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)+20.783
6.No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)+35.162