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モータースポーツ情報
(2010/06/28) 富士スピードウェイでHVカーに限定した「ECO CAR CUP」が初開催された。
参加車両はプリウスを始め最新のCR-Zまで計24台がエントリーされ、参加者は現役GTドライバーから主婦の方まで交えて走るがノーマルクラスと軽改造のみを許された改造クラスに分類されているものの速度差は大きく広がらないため安心して走る事が出来る。
GTNETでは「黒ちゃんねる」でお馴染みの”黒岩氏”とカートで練習をし始めた”まなまな”や、”まいまい”の2名の女性ドライバーを起用しCR-Z改造クラスで参戦しました。当日は朝から霧雨となり、路面はウェットコンディションで決してレースに良い環境とは言えないと思ったが、それが功を奏してハイスピードでコーナーに入る車両も少なくクラッシュは元よりスピンする車両も無いほど安全であった。
レースは丸1日を利用し6種に分かれたステージ毎にポイントが与えられ累計ポイントの多いチームが優勝することとなるこのレースは予選の順を決めるクジ引きからポイントが入る仕組み。その後は燃費を意識することなくタイムアタックを行い速い順に高ポイントを獲得していく。しかし、その後のスプリントレース(20周)、耐久レースは(35分)速く走り高い順位を狙うチームと最終ステージで高ポイント設定のトータル燃費ポイントを狙うチームとで、コース上には2種の目的の車両に分別されていった。
最終ステージの給油が終わるまでは推測でしか燃費が分からず、まして他チームの燃費まではレース実績もないため検討も付かない。
GTNET CR-Zは最終ステージを残し、それまでは通常のレースの様に出来る限り前を走ることに徹して高ポイントを獲得してきた。しかし、それが仇となり燃費勝負で大敗を期す可能性があるとチーム、ドライバーは冷や汗で待つ。
初の開催でもあり、累積ポイントの計算に時間を要する間は参加者全員が落ち着かない雰囲気を楽しんでいるようにも見えた。
いよいよ待ちに待った表彰式。上位はプリウスが占め、ホンダ車とのHVシステムの違いと燃費を意識した運転方法の違いでポイントを獲得した。同車はノーマルクラスでも優勝し、改造クラスではカーデザイナーの由良氏率いるプリウスが優勝。2位にGTNET CR-Zが入り、CR-Z EXPクラスとして優勝した。
今回のレースは「楽しく走り、燃費も良かった」派と「とにかく燃費でゆっくり走ろう」」派に二分されたため、エキサイティングさには、ややこれまでのレースと異なるためスリリングでは無かったが、その店も参加者や観戦者から意見を収集し次回以降のルールなどの改善が行われていくと思われる。今後も開催を続けて行く予定で次回は2010年秋にショートコース、そして2011年には本コースで開催を予定している。