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パーツ情報
(2013/02/20)株式会社デンソーは、より高精度な衝突検知が出来るポップアップフード用の歩行者衝突検知センサーを開発した。今回開発したセンサーはバンパーに搭載され、樹脂製の中空構造体と2つの圧力センサーで構成されている。車両と歩行者が衝突した際に、バンパーの変形によって中空鵜構造体の内圧が上昇。それを圧力センサーで検知しECUに情報を伝え、所定の速度範囲においてフードが瞬時に持ち上がる仕組みとなっている。従来のポップアップフードでは、バンパー内に装着された数個の加速度センサーで衝突の検知が行なわれてきたが、歩行者が衝突したバンパーの位置によって計測値が替わるため、計測制度の向上が課題となっていた。
今回開発されたものは、中空構造体がバンパーの形状に沿ってバンパー内部に装着されており、バンパー衝突時の変形を圧力に変換して検知するため、衝突位置が異なる場合でも安定した衝突検知が可能となり、計測精度が向上した。
このセンサーは、2013年1月下旬から生産開始されているトヨタ自動車の「クラウン ハイブリッドモデル」に搭載されている。
同社では、「今回開発されたセンサーに加え、これまで培ってきた技術を活用し、安全なクルマ社会の実現に貢献して行く」と語っている。