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自動車業界情報
(2013/03/06)JX日鉱日石エネルギーは3月4日、仙台給油所に設置したメガソーラー新エネルギーシステムの運転を開始したと発表した。
仙台給油所は、東日本大震災の津波で石油製品供給に重要な役割を担っていたタンクローリー出荷施設が甚大な被害を受けた。
今回、これを踏まえた上で復旧にあたり、同出荷施設を震災前に位置した製油所西地区から、より地盤面が高く津波の影響を軽減できると想定される東地区に移設。西地区には新たに発電出力1000kwのメガソーラーを設置した。同社初となるメガソーラー発電事業として、2月25日より電力会社への送電を開始している。大規模停電時には地域に貢献できる施設として、自立運転による発電を最大50kw提供する事が可能。
昨年11月に竣工した新事務所棟の2階屋上には、太陽光発電、燃料電池、蓄電池とエンジン発電機などの新エネルギーシステムを設置。通常は3つの電池を連系運転し、「省エネルギー」「再生可能エネルギー」による環境負荷の低減を図る。震災などによる停電時はエンジン発電機を稼働させ、重要機器への電力供給の「自立」を可能にする事で、防災拠点としての事務所機能の維持を図っている。同社では「東北地方唯一の製油所である仙台製油所に置ける石油製品の生産・供給を通じた東北地方の復興と、「省エネ」「自立」をキーワードとする「ENEOS創エネ事業」の推進による自立・分散型エネルギー社会の実現に貢献して行く」と語っている。