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日産自動車、超高張力鋼板の採用を拡大

その他

(2013/03/15)

日産自動車は、車体の軽量化に向けて、車体部品における「超高張力鋼板(超ハイテン材)」の採用を、2017年以降に発売する新型車で25%(重量ベース)まで拡大する計画を発表した。同社は、これまでの超ハイテン材では困難とされていた複雑な形状にも適用可能な1.2GPa*級高成形性超ハイテン材を開発し、本年北米で発売されるInfiniti Q50より採用を開始。1.2GPa級高成形性超ハイテン材を使用する、唯一の自動車メーカーとなる。1.2Gpa級超ハイテン材は、新日鐵住金、神戸製鋼所と共同開発したもので、材料配合の最適化により、高い延性を持つことで、高い成形性を持ちながら強度が高く、軽い鋼板である。これは、従来の超ハイテン材では成形が難しかった、複雑な形状の部品にも使用可能であり、生産工程における高精度な型設計、材料に適した溶接プロセスの確立とあいまって、適用範囲の大幅拡大を実現した。

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