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横浜ゴム 商用車用タイヤの空気漏れを大幅に抑制する新インナーライナー技術を開発

自動車業界情報

(2013/04/18)

横浜ゴム株式会社は、トラック・バスなどの商用車用タイヤの空気圧保持能力を大幅に向上する新インナーライナー技術を開発したと発表した。

タイヤの空気圧低下は、転がり抵抗の増大による燃費の悪化に加え、摩耗性能や安全性に悪影響を及ぼすことから、同社では空気漏れを抑制するインナーライナー技術の研究・開発を進めている。インナーライナーとは、チューブレスタイヤの内側を覆うゴムシートで、タイヤからの空気漏れを抑制する役割を果たしているが、この度開発された新インナーライナーは、「タルク」という鉱物の特徴である板形状をそのまま微粒子化した「偏平タルク」をゴム内に層状に配合している。この「偏平タルク」が空気の透過経路をブロックすることで、空気漏れを大幅に抑制することに成功した。新インナーライナーは、従来と比べて空気漏れを約30%抑制することができるため、タイヤを設計する上で、空気圧保持能力の向上や軽量化が可能となる。なお、この新インナーライナーは、2013年4月から国内工場で生産するタイヤに採用しており、海外工場への順次展開していくとしている。

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