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(2013/06/01)株式会社デンソーは、車両の点検、整備作業などに使用するスキャンツールとパソコン用車両診断ソフト、インターネット上のクラウドサーバーを連携させることで、車両の診断レポートを発行、診断支援、カルテ管理などの機能を提供する新たな診断サービスソフト「DST-クラウド」を開発し、7月下旬から発売すると発表した。
「DST-クラウド」は、これまで同社が販売してきた「DST-i」と「DST-PC」で計測した車両の実績値と、インターネット上のクラウドサーバーでデータベース化してある測定基準とを自動比較し、車両の診断レポートとして車両ユーザーに提示することができる製品。
また、クラウドサーバー上に、診断支援機能として車両ユーザーへの問診項目を多数用意し、症状にあった項目を自動的に表示することで、整備士が容易に問診作業を進められるようになっている。さらに、問診結果から類似の診断事例を検索し、その内容を参照することによって診断作業の効率化を図ることが出来る。他に、車両入庫時に取得した車両データをクラウドサーバー上で一元管理できるカルテ管理機能により、複数の帳票を管理する手間を軽減する。
同社では、「車両に搭載される環境、安心・安全に関する技術を開発するとともに、そうした技術の進化に合わせたメンテナンスの分野における技術開発を継続していきます」としている。