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モータースポーツ情報
(2016/04/06)■スーパー耐久シリーズ
日本国内のモータースポーツの中で先陣を切ったスーパー耐久。もてぎの決勝日は5時間の戦いで多くのドラマが生まれた。日本最大の参加型モータースポーツとしてすっかり定着したこのカテゴリー。しかし、集うドライバーは今やアマチュアに留まらず、GT500、フォーミュラニッポン(現スーパーフォーミュラ)などトップクラス、カテゴリーで活躍した経験を持つプロドライバーも多く参加し、戦いを盛り上げている。3月上旬の公式テストを前に今季の年間エントリー台数が65台まで上るとアナウンスされたが、これは過去最大の台数。GT3からコンパクトカーまでバリエーション豊かな車両が顔を揃えることになった。
そのレースだが、今年は予選システムの一部が変更されている。これまで、トップクラスのST-X、ST-1~3がひとつのグループとなり先にタイムアタックを実施していたが、今季からはST-4および5クラスのグループ2から実施することになった。グリッドを決めるのはこれまで同様、A、Bドライバーの合算タイムとなる。
先述のとおり、様々な車両での出走、しかも日本国内のサーキットを転戦するという耐久レースは、近年日本国内に留まらず、海外からの参戦チームも少しずつ増えている。今やGTアジアなどのシリーズ戦に日本のサーキットでの一戦が組み込まれることも珍しくなくなっているが、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイといった世界的にも有名なコースで戦いたいという思いからか、海外ドライバーが参戦を始めたといっても過言ではないだろう。
レースは参加台数の増加もあり、今年は大会によって決勝を2クラスに分けてのスケジュールが組まれている。第1グループ(ST-X、ST-1、ST-2、ST-3)と第2グループ(ST-4、ST-5)として区分され、第2戦、第5、6戦の3時間レースでは、グループ別の決勝を行なうことになる。一方で、第3戦鈴鹿では4時間レースながら、ナイトチェッカーというスペシャルなステージも用意されているなど、参加者も観戦者も、面白みあふれるシリーズ戦になりそうだ。名称こそ今とは異なるが、シリーズ戦の開催から25周年を迎えた今シーズンは、さらに賑わいある戦いになるだろう。
第1戦:ツインリンクもてぎ(5時間・1レース制)
第2戦:スポーツランドSUGO(3時間・クラス別2レース制)
第3戦:鈴鹿サーキット(4時間・予選選抜による2レース制)
第4戦:富士スピードウェイ(9時間・1レース制)
第5戦:岡山国際サーキット(3時間・クラス別2レース制)
第6戦:オートポリス(3時間・クラス別2レース制)