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自動車業界情報
(2017/07/13)このほど、スペインのバルセロナにおいて、プライベートショー「Audi Summit」を開催したアウディ社は、
その場において新型セダン「A8」を披露したが、この車両は世界初となる、レベル3の自動運転機能を搭載しているという。
レベル3とは、いわゆる「準自動走行システム」というもの。官民ITS構想ロードマップ2016では、
「加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムが要請したときのみドライバーが対応する状態」に位置づけている。
同社が「トラフィックジャムパイロット」と呼ぶこの機能は、「中央分離帯のある比較的混雑した高速道路を60km/h以下で走行しているとき、ドライバーに代わって運転操作を引き受ける」ものとしている。
つまり、発進、加速、減速、さらにはハンドル操作を行うだけでなく、ハンドルから手を離した状態となっても走行可能というシステムを搭載することになる。
第4世代目にあたる新型A8では、全長は従来のものより37mm長くなり、5172mへ。
これに併せるように、室内長も32mm拡大された。また、電動ドアオープナーやマッサージ機能付きのリラクゼーションシートなども用意され、まさしくショーファーカーを意識している。
同社によると、販売は今年晩秋からを予定しており、ドイツ市場での価格は9万600ユーロになるとしている。
なお、現時点での日本導入時期は未定としている。